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どんぶり・レンゲへの名入れ・絵付けについて

名入れの陶器は「絵付け」と呼ばれる、当店の制作方法とは?

陶器への名入れは「絵付け」と呼ばれる技法で行われます。当店でも陶器への名入れは「絵付け」と呼ばれる手法を用いています。この手法では、商品に直接インクで印刷する方法とは異なり、専用の転写紙にシルク印刷を行い、その後、焼き付けを行います。この手法によって、文字やイラストを緻密に表現することができ、高品質かつ長期間にわたって使用することができます。当店では、この「絵付け」と呼ばれる手法で、オリジナルの陶器に名入れを施した商品の制作も承っております。是非、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

絵付けには、下絵付けと上絵付けの2種類の絵付け方法があります。

オリジナルのどんぶり・レンゲを作る際には、陶器に絵付けが施されます。陶器の絵付けには、「下絵付け」と「上絵付け」の2種類の方法があります。

下絵付けとは、陶器が素焼きの状態の時に色や絵を描く方法です。一方、上絵付けは、素焼きした陶器に釉薬を掛けた後に色や絵を描く方法です。

当店では、オリジナルどんぶり・レンゲの制作において、下絵付けではなく上絵付けを使用しています。上絵付けによる陶器には、独特の風合いや質感が生まれます。オリジナルのどんぶり・レンゲを作りたい方は、ぜひ当店にご相談ください。

上絵付けの工程

既に本焼きを行って完成している陶器に上絵付けという手法を用いて、名入れ・絵付けを行います。
当店で取り扱っている陶器類はすべて本焼きを行った完成した陶器となります。

絵付けをするための印刷用データは、adobe社製のillustratorで作成したai形式のファイルを原稿としてご用意いただく必要があります。(ご用意がない場合は、当店にて加工・変換を行いますご用意いただくデータによっては別途加工費をいただく場合があります

転写紙の作成

1.色分解を行う

原稿データ(illustrator aiファイル)から色をそれぞれデータ化して色分解を行い、印刷用の版下を作成します。

2.版の作成

色分解を行ったデータからそれぞれの色ごとに転写紙の原版となる版を作成します。
色ごとに版を作成するため、印刷色が増えれば版下数が増え、印刷工程も色数分変動します。
(色数が増えると重ね塗りをするため、インクが乾くのを待つという工程が増えるので色数が少ない場合よりも作業に時間がかかります。
※この工程は記念品やノベルティの作成で用いられているシルクスクリーン印刷での多色印刷と同じ方法です。

CHECK!色数について

転写紙の作成は経験豊富な職人が作業を行うため、写真やグラデーションなど、細かい色合いの調整が必要な原稿データでも絵付け対応が可能です。
左の画像のような写真でも色の濃淡を組み合わせるなどの技術を使用して、10色程度で再現をすることも可能です。
ご希望の原稿・画像が何色になるかなどの確認は画像をお送り頂ければ確認が可能ですので、お気軽に見積依頼・お問い合わせください。

CHECK!現物校正について

原稿データから色分解を行い、版下を用意し、転写紙の準備が出来た時点で、量産前の現物確認をすることが可能です。
現物校正・サンプル制作には別途費用がかかります。
(量産分より割高となります)
画像により合成・校正イメージの確認は無料で作成しています。

3.転写紙の作成と印刷

転写紙はこのように1枚の用紙に複数の印刷原稿が印刷されます。
マグカップ1個に転写紙を1枚ということではないため、マグカップにワンポイントの転写をする場合は、A3サイズの転写紙に12~16個分の印刷原稿をまとめて作ることが可能です。
完成した印刷原稿を必要枚数印刷して転写紙の完成です。

転写・絵付け

4.転写紙の貼り付け

完成した転写紙を切り分けて、水を使って陶器に貼り付け、デザインの転写をします。
転写紙の貼り付け作業は経験豊富な職人さんの手作業で正確に行われます。

5.上絵焼成

転写紙を貼り付けてから24時間の乾燥を行います。
それだけでは、擦ると転写部分が剥がれてしまうので、しっかり定着させるために焼付を行う必要があるあります。
最高温度760~800℃の絵付け窯に入れて、4時間焼成し、陶器の絵付けが完成します。
(完成している食器に上から絵付けを行うので、上絵付けと呼ばれます)

6.検品~完成

絵付け窯から取り出した製品は、様々なチェックを入念に行い絵付け不良がないか検品します。
検品に合格した製品のみが、納品可能となり梱包されてお客様のもとにお届けします。

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